みなさん初めまして。

古民家再生専門アドバイザーの戸田浩平と申します。

 

そもそも、私が建築士という職業を目指したのは、大工であった父の影響を受けたこともありますが、実はその最大の理由は、人の文化や歴史を継承していく空間に魅力を感じたことにあります。

 

歴史的でクラシックな建物には、新築には無い、時を超えた時間の積み重ねがあります。そしてリノベーションは先人が生きた時間軸と現代の時間軸が融合し新たな価値が生まれるとても魅力的な手法です。

 

『例えば、欧米の住宅は築年数が古ければ古いほど価値が上がっていくのに、なぜ日本の住居は逆に築年数が古くなると価値が下がるのだろうか？』

 

レトロな空間を近代的にアップデートしながら暮らすことで、そこに暮らした人の文化や歴史が価値を継承することができる、そして有るものを受け継いで暮らすから建築コストをおさえ、省資源化とすることができる。

 

そんな古き良き建物を継承する文化が日本ではなぜ少ないのだろうか？

 

確かに木材で造られた建物は耐久性・耐火性に劣ります。加えて、欧米諸国に比べて湿度が高い日本の気候も、長期にわたって住み続けるのに困難な点といえます。日本の場合は、高度成長期に大量の低品質住宅供給を行った結果、スクラップ＆ビルドの意識が根付いてしまい、どうしても新築信仰の意識が高く『空き家は増えるのに新築も増え続ける』というねじれ現象が起こってしまいます。

 

古民家に住む憧れはあるけれどもやっぱり住みにくい。

昔の規格で修理するとコスト的に高くなるのでどうしても新築を建てた方が安くつく。

 

こういったハードルが重なって、古民家に住むことを諦める人を私は沢山見てきました。

 

しかし、この『古民家は住みにくい、修理が高い』は果たして本当に正しいのでしょうか？

 

私は、日本の熟練された先輩の職人達が作り上げた古民家は非常に価値が高いと考えています。

 

適正な方法で問題解決をし、新築にはない空間に蘇らせることでその価値は高まっていくと考えてます。何よりもそこで暮らすことでの満足感や充実感は、新築物件とは違う趣があり、古民家には私たちの生活をより豊かにしてくれる要素が沢山詰まっていると考えています。

 

古民家再生専門アドバイザーは、夢の古民家暮らしを実現させたいお客様ひとりひとりのご予算に応じた無理のないプランを一緒に考えていくことで、価値ある古民家を一棟でも多く現代に蘇らせることを大きなミッションとしています。

 

古民家作りについてのどんなご相談でも結構ですので、ぜひ一度あなたのお悩みお聞かせください。